連休の終わりの、あのさみしさと、いっしょにいる

連休の、最終日。夕方の光が、すこしずつ、オレンジ色に、なっていく時間。

なんだか、胸のおくが、きゅっと、なりませんか。

楽しかったはずなのに。ゆっくり、休めたはずなのに。終わりが近づくにつれて、しずかな、さみしさが、しのびよってくる。

あしたから、また、はじまる。あの日々が、また、戻ってくる。

そう思うと、こころが、すこし、おもく、なる。日曜の夕方の、あの感じに、似ているかもしれませんね。胸の奥が、しめつけられるような、あの、なんともいえない、感じ。

そんなあなたへ。

だいじょうぶ。あなただけじゃないですからね。

このさみしさ、なんとか、消そうと、しなくて、いいんです。

ぼくたちは、つい、いやな気持ちを、すぐに、なくそうと、します。さみしさを、ごまかすために、なにかで、気を、まぎらわせようと、する。動画を見たり、お酒をのんだり、なにかを買ったり、夜ふかしを、したり。

でも、ぼくは、つみへらし、という生き方のなかで、ひとつ、学んだことが、あります。

それは、「手放す」というのは、感情を、むりやり、捨てることでは、ない、ということです。

むしろ、逆なんです。

わいてきた感情を、いちど、ちゃんと、感じてあげる。そして、しがみつかずに、ただ、通りすぎるのを、見送る。それが、ほんとうの意味での、手放す、なんです。

正直に打ち明けると、かつてのぼくは、いやな感情から、ずっと、逃げて、いました。

さみしさや、不安や、こころの、ざわつき。そういうものを、感じたくなくて、お酒や、刺激に、逃げこんで、いました。感じないように、感じないように、と、ふたを、しつづけて。

でも、逃げても、逃げても、その感情は、消えませんでした。ふたを、すればするほど、おくのほうで、どんどん、ふくらんで、いく。

そして、いつか、それは、あふれだす。ぼくは、走りすぎて、すり減って、最後は、部屋から、出られなくなりました。ずっと、ふたをしてきた感情に、とうとう、のみこまれて、しまったんです。

あのころのぼくに、足りなかったのは、感情から逃げる力では、ありませんでした。わいてきた感情と、にげずに、いっしょに、いてあげる。その、しずかな、ゆうきのほうでした。

連休の終わりの、このさみしさも、おなじです。

これは、あなたが、この連休を、ちゃんと、たいせつに、過ごせた、というしるしです。楽しかったから、さみしい。よい時間だったから、終わりが、おしい。

このさみしさは、あなたが、ちゃんと、生きていることの、あかしなんです。なにも感じない人には、このさみしさは、訪れませんから。だから、このさみしさは、わるいものでは、ないんです。むしろ、やさしい、しるし。

だから、消そうと、しないで。ただ、そっと、となりに、座らせて、あげてください。

今日できる、小さな一歩。

連休の終わりの、いま。温かい飲みものを、いっぱい、いれてみてください。お茶でも、ココアでも、なんでも、いい。

そして、その湯気を見ながら、こころのなかで、つぶやいてみてください。

「ああ、いま、ぼくは、さみしいんだな」と。

否定も、評価も、しなくて、いい。ただ、「さみしいね」と、自分の気持ちに、うなずいて、あげる。よしよし、と、頭を、なでるように。

ふしぎなことに、感情って、ちゃんと感じてもらえると、すっと、しずかに、なっていくんです。むりに消そうとするより、ずっと、はやく。

連休が終わるのは、さみしい。でも、そのさみしさを感じられるあなたは、ちゃんと、こころが、生きている。そのこころを、どうか、責めないで、あげてください。さみしさを感じる、やわらかなこころは、あなたの、たいせつな、彩りなんですから。

焦らず、比べず、背伸びせず。あしたのことは、あしたのあなたに、まかせましょう。

今日もまた、自分らしいペースで、トコトコ歩いていきましょうね。

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