下半期、もう半分。じゃなくて、まだ半分。

気がつけば、もう7月。

カレンダーをめくった瞬間に、胸の奥がきゅっとなることって、ありませんか?

「年始に立てた目標、ぜんぜん進んでない」

「もう半分も過ぎてしまった」

「このままじゃ、また去年と同じ12月を迎える気がする」

そんなふうに、自分にうんざりしそうになる7月初日。

そんなあなたへ。

だいじょうぶ、あなただけじゃないですからね。

ぼくも毎年、6月から7月にかけては、こころが落ち着かなくなる季節です。

というより、長らく「もう半分」と「まだ半分」のあいだで、勝手に追い詰められて生きてきました。

かつてのぼくは、すべてを「進捗」で測っていたんですね。

事業の進捗、自分自身の成長の進捗、関係性の進捗。

半年で何ができたかを、エクセルみたいな目で見て、足りないところばかりに赤線を引いて。

その結果、引きこもりになるところまで自分を追い込みました。

半分どころか、ゼロにすら戻れない場所まで、足し算しすぎていたのです。

そんなぼくが、いまこうしてあなたに語りかけられているのは、

「もう半分」を「まだ半分」と読み替える、たったひとつの引き算を覚えたから。

『無一物中無尽蔵』(むいちもつちゅうむじんぞう)。

何もないように見えるところに、じつは尽きないゆたかさがある、という禅の教えです。

進捗ゼロに見える半年にも、ちゃんと残っているものがあります。

たとえば、今日も無事に7月を迎えられたこと。

たとえば、こうして「もう半分」と焦れるくらいには、まだ何かを諦めていないこと。

そのちいさな事実を、まず手のひらの上に乗せてあげてくださいね。

責めなくていいんです。焦らなくていいんです。比べなくていいんです。

今日の小さな一歩は、これだけで十分です。

紙でもスマホのメモでも、なんでもいい。

「上半期、ぼくがやれたこと」を、三つだけ書き出してみてください。

すごいことじゃなくていい。

「ちゃんと寝た日があった」「あの人に連絡を返せた」「期限内に税金を払った」、その粒度で。

書き終えたら、最後にひとことだけ自分にかけてあげてください。

「ここまで来てくれて、ありがとう」と。

下半期は、足し算ではなく引き算で歩いていきましょう。

やることを増やす計画より、やらないことを決める計画。

背負いすぎた荷物を、ひとつだけ降ろす7月。

焦らず、比べず、背伸びせず。

今日できることを、目いっぱい。

道は必ず拓かれると信じて。

7月、また一緒に、トコトコ歩いていきましょうね。

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