夜中の2時、3時、4時。
時計を見る回数が増えていませんか?
夏が近づくにつれて、夜中に何度も目が覚める。
朝、起きたつもりなのに、ぜんぜん寝た気がしない。
昼間はそのぶん、ぼんやりした頭で過ごすことになって、なにをしても満足できない一日。
繊細ながんばり屋のあなたは、暑さが強くなる前のこの時期、
こころよりも先に、身体のほうから「疲れた」と言ってくれていることが多いはずです。
そんなあなたへ。
だいじょうぶ、あなただけじゃないですからね。
ぼくも夏の眠りは長らく苦手でした。
暑くて寝つけない、という以前に、寝室の温度設定がうまく決まらない。
冷やしすぎても朝のだるさが残るし、控えめにすると夜中にぐっしょりかいた汗で目が覚める。
30代の頃は「これは老化だな」と諦めかけていたんですが、いくつかの工夫で、ずいぶんラクになりました。
今日は、ぼくが続けている3つのことを、そっとお裾分けします。
派手なやり方はなにもありません。地味で、続けやすいものだけです。
ひとつ。寝る90分前のシャワー。
熱いお湯ではなく、いつもの温度を5分だけ。
体温がほんの少し上がってから自然に下がる、その下りの坂のところで、眠りが深くなります。
ふたつ。寝室の冷房は「弱め+扇風機の首振り」。
温度を下げすぎる代わりに、空気を動かす。
身体の表面の汗だけが、ふっと乾く感覚が、ぼくにはちょうどよかった。
みっつ。枕元の照明を、最後の30分だけオレンジに。
スマホのナイトモードでもいい。
こころより先に、目が「もうおしまいの時間だね」と教えてくれます。
『安心立命』(あんじんりゅうみょう)。
こころとからだが、ちゃんと拠りどころのある場所にいる、という禅の言葉です。
眠りは、安心の上にしか降りてこない。
だからまずは、寝室そのものを、安心のかたちに整える。
今日の小さな一歩は、3つ全部いっぺんにやらないこと。
どれかひとつだけ、今夜から試してみてください。
焦らず、比べず、背伸びせず。
夏のはじまり、眠りという身体への手紙を、ていねいに書いていきましょうね。
