「節約」より「納得」のお金の使い方。

7月の最終週。

そろそろ、今月のお金の使い方をふり返って、来月の自分に申し送りしたくなる頃ですね。

「もう少し節約しなきゃ」

「今月もまた、無駄遣いが多かった気がする」

「来月こそ、ちゃんとお金を貯めよう」

そんな反省と決意が、月末の頭の中をぐるぐる回っていませんか?

そんなあなたへ。

だいじょうぶ、あなただけじゃないですからね。

ぼくも長らく、月末になると「節約」という言葉を、こころの中で何回も繰り返してきました。

食費を切り詰めよう、外食を減らそう、サブスクを見直そう。

そして翌月、また同じくらい使って、また同じ反省を繰り返す。

ある時期、ぼくは決心して、家計簿アプリを毎日つけることを始めました。

1か月続いたあと、気づいたのは、ぼくの「無駄遣い」だと思っていた支出の中身です。

たとえば、コンビニで買った高めのアイス。

たとえば、雨の日に乗ったタクシー。

たとえば、頑張った週末に行ったカフェ。

ぜんぶ「節約の目で見れば無駄」だけど、よく自分のこころに聞いてみると、

そのときのぼくは、ちゃんとそれを必要としていた。

無駄だと思っていたんじゃない。あとから「無駄だった」とラベルを貼っていただけだったんですね。

そこから、ぼくは「節約」という言葉をやめました。

代わりに、「納得」という言葉に置き換えた。

納得して使ったお金は、無駄じゃない。

納得しないまま使ったお金だけが、こころにモヤモヤを残す。

『随処作主』(ずいしょさくしゅ)。

どの場面でも、自分が主人公でいる、という禅語です。

お金の使い方こそ、自分が主人公でいられているかどうかが、ものすごく出る場面ですね。

「みんなが買っているから」「セールだったから」「節約のため」、どれも、ぼくたちが主人公でいない理由。

「ぼくが、納得して、これに使いたい」、これだけが、主人公の理由です。

今日の小さな一歩は、月末の家計簿を、ふだんと逆の視点で眺めることです。

合計金額を見るのではなく、ひとつひとつの支出に、◯か×ではなく、こう書いてみてください。

「これに使えてよかった」「これは、こころが望んだものじゃなかった」

たったそれだけ。

そして、来月のために、こう申し送りしておきましょう。

「節約はしなくていい。納得して使う、を増やそう」と。

お金は、こころを置いていける道具です。

こころが乗っていない使い方を減らすほうが、節約の数字より、ずっと豊かな暮らしになりますからね。

焦らず、比べず、背伸びせず。

8月を、納得のお金で迎えにいきましょう。

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